「狂愛と情愛二人のアラブ王子に溺れる夜」

 

アラブの王様の正統な後継者アリーと異国の母を持つ弟ターリクに激しく求められる日本人の愛梨。

アリーに求婚され内心嬉しさ半分王子の妻になることを考えると不安もあって迷ってる愛梨を屋敷からださせないように軟禁状態にするアリー。

 

一方、ターリクは愛梨がアリーに軟禁される前は日本に帰国させようと試みたり、アリーに近づけない様わざと愛梨の体にキスマークや噛みつき痕を残したりと意味深な事をしていたが、愛梨を軟禁状態にしてからはアリーに逆らわず愛梨とアリーが情事に耽っていてもそこで見ていろと言われれば見ている従順ぶりだった。

 

愛梨は外出も許されない生活に飽き、自由を求めて脱出を試みるも失敗。

足枷をつけられ絶望し外してと懇願する愛梨にアリーは「これ以上聞き分けのないことを言うなら、絶対に逃げられないよう、脚を折るしかなくなるぞ!」と本気で言う。

 

その時、それまで兄のアリーを慕い従順だったターリクが愛梨の足枷を外してやりアリーの反感を買ったところで自分の異国の母親と王である父の昔話を2人に語って聞かせた‥

 

そこで全てがつながる驚愕の事実が明かされる。

 

‥‥‥

うう‥ハッピーエンドでよかったああ‥!

途中脚を折るとかいうワードが出てきて「ええええ!?」って声出ちゃったよ。アリー怖ええってなった。

というかアリーさんのターリクや愛梨に対して命令するときの口調がずっと怖いと思ってたんよ!

 

だからさ、ターリクが優しくって20歳の等身大の若者って感じの雰囲気が余計安心できたのかもしれない。

 

とりあえず愛梨とターリクが幸せで、あとアリーも自国で父親のような王になれるよう責務を頑張る夢が叶えられているならば幸せなのかもしれないと思うのでハッピーエンドでオールよかった。

 

 

よだれ 【涎】 口から無意識に流れ垂れるつばき。 「―を流す」(ほしくてたまらないさまの形容にも)

 

むさん 【霧散】 《名・ス自》霧が散るように、あとかたもなく消え去ること。


しのぶ【偲ぶ】 《五他》過去や遠くの人・所を恋い慕う。
 「戦地の兵士を―」