11月22日

 

私は物心ついたころには

人と接すると「申し訳がない」と思うようになっていた。

 

そして何より人を警戒していた。

視界に人が飛び込んできたり、気配を感じると息を潜めるのだ。

 

両親にも他人にも誰に対してもだ。

 

その苦しみがわかるだろうか?

 

なぜそうなったのかは思い出せない。

 

幼い頃申し訳がないと思ったのだろう。

自分の存在していることが。

人は警戒するに値すると思ったのだろう。

 

申し訳がない存在などあるものか!と泣きたい。今おもいっきり泣きたい。